2009年2月25日水曜日
A Nod And A Wink
冒頭のA Nod And A Winkは優しさに満ちあふれた曲でBreathless期に近いかな?
いかにもCamelらしいインストのSquigely Fairもなかなかです
個人的に一番惹かれたのはブルージーなSimple Pleasures
ブックレットには歴代メンバーへの感謝の言葉が掲載されていますが、この曲の歌詞もまたCamel30年の歴史を慈しむようなイメージです
日の出の勢いだったオリジナル・メンバーの時代
美しいボーカルという新たな魅力を獲得したRichard Sinclairの在籍期
ブリリアントな音色に驚かされたKit Watkinsのプレイ
劇的な復活を遂げた90年代...
ファンの人それぞれに特別な想いを馳せる大切な時代があるのでしょうが、こうしてみると、まさに30年の歩みそのものがCamelであって、どの時代が本 当のCamelかなんて議論はどうでも良いような気がします
いずれもがかけがいの無い大切なピースとの想いがします
話はまたこのアルバムに戻りますが、実はギターのトーンが好みでなくて、最初はちょっと引いてしまってたのですが、Guy LeBlancとDenis Clementの頑張りも随所に感じることができ、聴き込むうちに愛着が増してきた感じです
若い2人の力もまたCamelの歴史に彩りを添えてくれてるようで嬉しく思えたりしているところです
さて、今やCamelをその一身に背負うAndrew Latimerですが、ご存知のように真性多血症という難病と戦っています
その後、骨髄移植を受けたのですが、1年を経過してようやく経過は良好と報じられました
先日も書きましたが、引退なんて歳じゃないし、Susanからのメールの記載では、彼の創作意欲はまだまだ衰えていないことが伺えます
どうか、アルバム制作に取り組めるように、一日も早く、健康を回復してほしいものです
Andyからの感謝の想いが込められたA Nod And A Wink
今度は私たちファンから彼へ感謝の想いとエールを送りたい...そんなことを考えながら聴き直しています