2006年2月10日金曜日
Snow Goose
Camelと言えばSnow Goose
Snow GooseといえばCamel
チャートのトップ10に入ったアルバムですし,世間一般ではそういう評価なんでしょうが,そもそも, Mirageのロック的なかっこ良さで,Camel党になった僕には,永らく,ちょっと「?」なアルバムでした
個人的な音楽指向で言えば,シンフォニックな音楽が苦手だったりします
「荘厳なシンセの音壁」とか,「オーケストラを大胆にフィーチャア」した作品には,腰が退けるタイプでした
というわけで,Camelファンと称しながらも,このLPを買ったのは,ファンになってから5年後くらいだったでしょうか
でも,やっぱり,ピンと来なくて,以後も,この作品をラックから取り出すことは,あまりありませんでした
私的には,Camelの良さって,ロックバンドとしてのかっこ良さにあると思ってました
そもそも,Creamのコピーなんかやってた訳だし,やれファンタジー・ロックだの,叙情派だのといった紋切り型の紹介には,少々うんざりしてました
そうした表現は当たってはいるんだけど,彼らの魅力の一部でしかないんじゃないかな?
まあ,今にして思えば,少々意固地というか,ムキになってたところがあったかな? うん,たぶん,そうでしょう
さて,このSnow Goose,実は,最近,本格的に聴き直してみました
きっかけは,Curriculum VitaeでのAndy Wardの映像でした。Snow Gooseで,思い入れたっぷりにシンバルを叩く彼の姿に感激して,再挑戦を決意しました
それに,ちゃんと,シンフォニック苦手克服のための秘策も編み出していましたしね !
結果は...
うーん,,,ブラボー,Snow Goose最高 !
あっけなく宗旨がえとなってしまいました(アハハ
結構,Snow Gooseが苦手という人いるみたいですが,どうやって克服したかお教えしましょう
題して,Snow Goose苦手矯正プログラム←大袈裟すぎ
それはね...
DougとWardのリズム・セクションだけを聴くのです(爆
うーん,なんと不敬な,ほんとにファンかよ,俺
皆さん,Latimer先生と天国のPeterには内緒ですよぉ〜
克服法については,半分くらいは冗談ですが,(つーうことは,半分はホント...です)
やはり,このSnow Goose,私としては,ロック・バンドCamelが,コンセプト・アルバムに取り組んで,結果としてファンタジックな作品に仕上がったと解釈したいのです
まあ,賛否はいろいろあるでしょうが,少なくとも,Camelの出自というか,音楽的なバック・ボーンには,ちゃんとしたロック・スピリッツがあることだけは,押さえておきたいなと思っています
という訳で,やっぱり,Mirageの方が好き! ! ! ←まだ言うか