さて、新春クイズ・共通点を探せの解答です。
< 問題1の解答 > プロレスラーの入場曲に使用された曲を収録しているアルバム
中学時代のことですが、仲の良かったO君のこと。
こいつは大のプロレス好きで、しかも無類の新日本ブロレス派(アントニオ猪木派)でした。一方私はというと、ミル・マスカラスやファンクス兄弟、アブドーラ・ザ・ブッチャーといった馴染みの有名外国人レスラーが多い全日本プロレス(ジャイアント馬場さんの方ですね。)の方を見ていました。
ご存知のように、ミル・マスカラスの入場テーマ曲はJigsawの「Sky High」、テリーとドリーのザ・ファンクスはCreationの「Spinning Toe Hold」、そしてブッチャーはPink Floydの「One of These Days」で、邦題は「吹けよ風、呼べよ嵐」でした。「One of These Days」は、アルバム「Meddle」冒頭の曲ですが、おどろおどろしいベース・リフがブッチャーの雰囲気にベスト・マッチでした。
さて、O君の影響で、新日本プロレス中継も見るようになった私ですが、1980年代半ば頃になって、まさかCamelの曲を新日マットで聴くことなるとは、この時は思いもしなかった次第です。
そう、Camelのアルバム「Nude」中の曲「Captured」が、前田日明の入場テーマ曲に...
しかもシングル・カットされるというまさかの展開に。
ただ、ジャケットを見て嬉しさ半分といったところでした。
最後は、ポスト・タイガー・マスクを期待された、新日本プロレスのマスク・マン、ザ・コブラのテーマ曲でして、こちらが、Asiaの2ndアルバム「Alpha」収録の「The Heat Goes On」でした。
前出二人と比べるとややマイナーなレスラーかもしれませんが、プログレ作品で統一したかったので選定しました。
ザ・コブラについては特段手持ちの資料がないので、Googleの検索画面を貼っておきます。
そのほかプロレスがらみで思い出深い曲といえば、新日本プロレス中継のエンディングで使われていたJeff BeckのStar CycleやEmerson, Lake & PowellのThe Scoreが強く印象に残っています。
< 問題2の解答 > アニメで使用された曲を収録しているアルバム荒木飛呂彦の「ジョジョの奇妙な冒険」と言えば、ロック・ファンには気になる漫画の筆頭格かと思われますが、アニメ版のエンディング・テーマに、Yesの「Roundabout」が使われています。
「例えばこの曲みたいな感じの物で...」と荒木先生が例示したのが「Roundabout」だったのですが、結局そのまま採用されたのだとか。
日本のプログレ・バンドTAOのアルバム「Far East」には、ロボットアニメ「銀河漂流バイファム」のオープニング・テーマに使用された「Hello, Vifam」が収録されています。元記事には「CMなどとタイアップ」と書きましたが、「など」の中にはアニメも含まれているというわけでした。
肝心の音の方ですが、ボーカルは英語、ハードなバイオリン・ソロも入り、カナダのFMを思わせる垢抜けたプログレ・サウンドです。ちょっとマイナーな作品かもしれませんが、CD化されてるので、ご存知の方も結構いらっしゃるのではないかと思います。
私は、アニメの方は正直記憶にないのですが、ググって見るとコアなファンが結構いらっしゃるようで、皆さん一様に「Hello, Vifam」を配したオープニングがカッコよかったと書かれています。
アニメ映画「幻魔大戦」の挿入曲が収録されています。もともとはサントラ盤の方を考えていたのですが、「幻魔大戦」の文字が踊っており答えが一目瞭然なので、こちらに変更しました。ELPの「Love Beach」にガッカリしていた私ですが、Keith Emersonが「幻魔大戦」の挿入曲を担当するというニュースには大きな期待を寄せました。
映画は観てませんが、 当時、Rosemary Butlerが歌う主題歌をよく耳にしました。例によって角川さんの気合が入った宣伝でしたね。
ちなみに、子供の頃に見たアニメでは「ガンバの冒険」が好きでした。原作は、斎藤惇夫の児童小説「冒険者たち ガンバと15ひきの仲間」です。
最近では不覚にも「葬送のフリーレン」にうるっときてしまいました。海外での評価も高いようですね。
< 問題3の解答 > 他のアルバムに映り込んでいるLPPink Floydのアルバム「Ummagumma」のジャケットには、何故かミュージカル映画「Gigi」のサントラ盤が配されています。フロイド・ファンには定番ネタでしょう。
ちなみに、CDと比べてもらうとわかるのですが、私の持つ「Ummagumma」は、F-L-O-Y-Dの文字下が少し欠けている日本盤です。ちゃんとしてよEMI ! ←これもフロイド・ファン定番ネタでしょう。
Marillionの2ndアルバム「Fugazi」の裏ジャケには、 Peter Hammillの「Fool's Mate」などが描かれています。影響受けてるのはモロわかりかと...
こちらもマリリオン・ファンには定番ネタかと思われます。
3番目が分からないという方が多いのではないかと思いますが、Colin Bassのソロ・アルバム「At Wild End」の裏ジャケに、Clancyの「Seriously Speaking」が映り込んでいます。
別稿にも書きましたが、「Seriously Speaking」はColin Bassが初めて参画したアルバムです。色々と人生を振り返っての思いを込めた演出なのでしょう。